災害からペットを守るためにできること
そもそも、犬や猫は大量に汗をかくことができない。呼吸で体温を調整しているため、高温には強くはない。
また、地面に近いほど放射熱の影響も受けやすい。そのため、大人より身長が小さな子どもたちだけではなく、さらに小さなペットはさらに注意が必要だ。
酷暑が続く中、環境省はTwitterで「熱中症対策を」と呼びかけている。しかし、こうした実態はあまり周知されていない。
ペットの熱中症、環境省が注意呼びかけ 気をつけるべき5つのサイン
いったい、飼い主はどうした点に気をつければ良いのか。
犬や猫の熱中症のサインとして、環境省は以下の5つをあげている。
・体が異常に熱い
・息が荒い
・舌が異常に赤い
・意識がない
・意識があって倒れたまま動かない
もしこのようなサインがみられたら、(1)速やかに涼しい場所に移動し(2)体に水をかけ(3)後頭部、足先、首、脇、後ろ足の付け根を重点的に冷やすーーことが大切だという。
また、体温が下がったとしても脳や内臓に障害が残る可能性があるため、速やかに動物病院に運ぶよう呼びかけている。
散歩を涼しい時間帯にしたり、外で飼育している場合は風通しの良い日陰をつくったりすることも大切だ